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ショートストーリー

マインドフルネス 事務守り1型

離婚を機に、なにもやることが思い浮かばず缶チューハイを飲んでむやみに眠ろうとして目をつぶる。多眠は鬱病になりやすいのだそうだ。もう夢さえ現実に襟首を引っ張られているような気がする。より多く寄り合いを友人と持ったほうがいいが、現状の心模様はしょせん他人なので温度差があり伝えにくい。子供が小さく前は賑やかな家庭だったので、その反動は著しかった。物欲に走り月給の殆どをヤフーオークションなどの商品主に洋服につぎ込んだ。配達して送られてくる物と対話しているみたいだった。そんなものは一時しのぎにしかあたらず。本を読む、文章を書くような落ち着きがなかったから、一人でドライブをする日が多くなって他人というか人間よりも美しい外観や社会の小さいコミュニティーを真正面から見ることができるようになったのだと思う。財部の道の駅や駅から旅館を背にして写真を使い捨てカメラで撮影するようになった。安部公房の写真入りの小説世界がこころのどこかにあった。断捨離の精神{つまり好奇心の為に人間との触れ合いを捨てる}もあった。{中途半端に自分の世界観だけを自分一人が緊張してもっていて情緒が頑なに壊され浮いてしまう}事もあり、ともするとそれは精神的疾患でもあった。しかしやり遂げなければなにもかもが黒い重圧のようなやぶへびさ加減に傾いていってしまう気配があって。丁度そのころ林真理子が病んでなければ作家がものをかけるはずがないのよといっていた。病んでて作家でもないけれどそれはそれで安久地区や曽於市の世界に自分でいくら第3者から叩かれようと小さな世界であろうとのめり込んでいった。自分が書いたものであるのが少し微笑ましかった。多くの悩みややぶへびさ加減を今までこころに抱えてきたが、より殆どのものが時間が解決してくれてそれは征服というよりも占領される{できる}ことであって、教えてくれた友人にも感謝している。次のすぐ瞬間の事を解決して、その喜び以外、実直さに勝るものはない。

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